2024.01.04(木曜日)
兵の形は水に象る
「孫子」の兵法によれば、将たる者(リーダー)は、
先ず第一に戦い方の原理原則(戦略戦術)を頭に叩き込んでおかなければならない。
つまり、論理研究である。
しかし、それは当然の事であって、むしろ肝心なのは臨機応変の応用だと言う。
硬直した頭の持ち主では戦いに勝てないと言う事です。
従って「孫子」の推奨する戦い方は、きわめて柔軟であって、
その事を典型的に示しているのが「兵の形は水に象る」と言う言葉であります。
水は物凄いエネルギーを秘めているが、その形は極めて柔軟である。
戦い方も、そういう水の姿に学べと言うものです。
水に一定の形がないように、戦い方にも不変の態勢はあり得ない。
敵の態勢に応じて自在に変化してこそ、勝利を握る事が出来るというのです。
これは戦いだけでなく
人生の生き方にも当てはまる面があるかも知れません。
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